最近では"ぬい撮り"などで再びモンチッチがちょっとしたブームにもなっております。
もちろんそのままでも抜群のかわいさなのですが、世界に二人といないオリジナルの子がいたら、ちょっと自慢になっちゃいますよね。
えむりん工房としてはそんなお着替え(カスタム)のお手伝いをさせていただいておりますが、「自分でも挑戦してみたい!」という方も多いのではないでしょうか?
という訳でそんなモンチッチ・大助くんのカスタム方法を完成までの部分別シリーズで紹介していきたいと思います。
今回は『Step5.しつこい汚れの落とし方』です。
それでは早速見ていきましょう!
大助くんカスタム STEP4『頭部の分解』(スリープアイの外し方)
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まずは準備するもの
今回の作業で使用するものを上げておきます。
- 塗料はがし剤
- エネメルリムーバー(除光液)
- 細筆
- ニッパー
- 化粧パフ
以上5点になりますが、基本的には身近にあるものです。
塗料剥がしは下記リンクから購入できます。
作業前に確認しておきましょう!
手足をキレイに
手足に残った毛を取っていきます
ますはStep1で取り残した手足の毛を口細ニッパーで剥ぎ取っていきます。
Step3で水洗い洗浄しましたので最初より接着が弱くなっているはずです。
ある程度大きな毛玉は取り除いておきましょう。
コツは「巻き取るように剥がすこと」でしたね。以前同様です!
除光液で毛皮の接着剤を拭き取ります
だいぶ毛玉が取れてきましたら次の工程に移ります。
化粧パフに除光液を染み込ませて毛皮がついていた接着剤をキレイに落としていきましょう。
付けては拭いてを繰り返していきます。
多少根気のいる作業かもしれません。
化粧パフは汚れてきたらすぐに新しいものに変えましょう。
今回の作業は全体的にパフを大量に使いますので私の場合はダイソーで比較的安価な物を買っています。
すっかりキレイになりました!
頑固な汚れはの落とし方
さて、ここまででかなりキレイになっているはずですがまだ落ちきっていない汚れがある場合もあります。
大助くん自体がそもそも製造から約40年程度経過しているのでその他黄ばみ等の経年での変色もありますよね。
そんな「汚れ」や「黄ばみ」を落としてく方法になります。
今回は最も落ちにくい油性ペンでの汚れにも挑戦します。油性ペン汚れは比較的最近書かれたものは落ちるのですが、ずっと昔に書かれたものはソフビ内部まで浸透し、ほぼ落ちません。一応挑戦してみる事にします。落ちればいいな〜。
ここでは塗料剥がしを使用していきます。
細筆を使って"汚れている部分のみ"に塗料剥がしを付けます。
全体に塗らないように必ずピンポイントで塗りましょう。
塗ったらすぐに拭き取り、これを何度か繰り返します。
2〜3度繰り返しても落ちない汚れは恐らくもう落ちませんので諦めましょう。
この塗料剥がしはソフビを溶かすものなので、あまり長時間使用するとソフビそのものが劣化してザラザラになってしまいます。
今回の油性ペンは完全には落ちなかったようです。残念。。。
とまあ、ここだけを見るとあまり効果がないように感じてしまうと思われてしまいますが、実際には非常に強力で大概の汚れはこれで落ちます。今回は運がなかったです。。。
作業後は石鹸か洗剤を使って塗料はがしを洗い流しましょう。
クレンザーなどの研磨剤入りはNGです。
注意
今回は最も落ちにくい油性ペンの汚れに挑戦しています。油性ペンはソフビの中にインクが入り込んでしまっているため、色は薄くなっても完全に落ちるケースは少ないです。最近書かれたものは落ちるケースが多いようです。
塗料はがしを何回もやりすぎると元々のソフビが劣化してしまいますのでご注意ください。
お顔をキレイに
次はお顔をキレイにしていきましょう。
最初(左)の写真は洗浄前。
後の(右)の写真は洗浄後です。
ここまででかなりキレイになりました!
経年の黄ばみを取り方
お顔全体は特に目立った汚れはないのですが、よく見ると耳が黄色く変色してしまっています。
経年で元々の皮膜塗装が酸化して黄ばんでしまったのだと思いますが、これも塗料はがしでキレイにしていきます。
よく見ると耳が黄色くなっています。
ここに塗料はがしを今度は耳にまんべんなく塗っていきます。
耳の裏も忘れずに塗りましょう。
塗ったらすぐに拭き取り、これをまた2〜3回繰り返します。
こんなに黄色くなっていました。
これが黄ばみの原因ですね!
お耳もすっかりキレイになってきました!
作業が終わったら石鹸か洗剤を使って塗料はがしを洗い流しましょう。
クレンザーなどの研磨剤入りはNGです。
注意
顔に塗料はがしを使用するとその部分だけキレイになってしまいます。
かと言って顔全体に使用すると塗料が全て(眉、鼻、そばかす)など落ちてしまいますのでリペイントが必要になります。
えむりん工房では実際のカスタムはお顔全体をキレイにした後、リペイントしていますが自信のない方は顔全体の使用は避けた方が無難かもしれません。
今回の記事内では比較的状態がキレイな事と、どなたでもできるようにリペイントはしませんのでお顔はそのままで作業していきます。
生え際の毛を取ります
いよいよ仕上げです。
生え際の毛の残りをニッパーを使って取っていきます
この生え際は除光液を使っていきたい所ではありますが、お顔にかかるとその部分だけ変色してしまう可能性がありますのでニッパーのみでの作業になります。こちらも一度水洗いしていますので最初より接着が甘くなっていると思います。
さて、キレイになったでしょうか?
こんな感じでできれば大丈夫です!
今回の作業はここまでです。お疲れ様でした!
Step5 しつこい汚れの落とし方 まとめ動画
写真と文章ではなかなか伝わりづらい点があるので動画にまとめてみました。
では次回はStep6.ペイント補修を紹介したいと思います。
では、またね〜♪
大助くんカスタム Step6『顔のリペイント』
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